ボードゲームの紹介:マイクロフィルム
「マイクロフィルム」は、自分の役割から、カードに仕込まれたマイクロフィルムを探し、敵国の情報を手に入れる正体隠匿系ゲームです。
2-6人、13歳以上、30分、2900円(170414現在)。
http://banesto.shop6.makeshop.jp/shopdetail/000000005904/
このゲームは、各国のエージェントなどになり、それぞれの役割に応じた勝利条件を満たすためにアクションを行なっていくゲームです。
このゲームの特筆すべきゲーム性は、正体隠匿系のゲームの割に、各プレイヤーによって目的が違うので、比較的少人数で遊べる仕掛けがあること(ですので恐ろしいことに、正体隠匿ゲームのくせに特殊ルールを用いれば2人で遊べるというシロモノです。)です。
相手にどのようにカードを見せるかなどのカードの行方を常に追いかけ、どのようにカードが回り、有罪無罪を使いわけ、(情報を隠ぺいするためのリソースとしての)フランの持ち方に気をつけるゲームです。
以下の登場人物がいます。国はアメリカ、イギリス、中国、ソ連です。これらが勝利条件です。外れた場合はエージェントであれば反対側が勝利し、そうでなければ脱落します。
同盟国のエージェント:同盟国のエージェント同士は、無罪であり、単独行動を取っているプレイヤーのマイクロフィルムを提示を目指す。
単独国のエージェント:単独国のエージェントは、無罪であり、同盟国のいずれかのプレイヤーのマイクロフィルムの提示を目指す。
ジャーナリスト:ジャーナリストは、プレイヤーの誰かを指名し、そのマイクロフィルムを提示し、そのプレイヤーの属する国を当てる。
ヒットマン:ヒットマンは、無罪であり、手札にスペードのエースを持つプレイヤーを当てる。
情報屋:情報屋は、無罪であり、山札がリシャッフルされた後、同盟書簡のありか(誰かの手札、捨て札、山札)を正しく当てる。
インターポール:インターポールは、無罪であり、山札がリシャッフルされた後、容疑者の面が上になっており、血のりのついたカードを持つプレイヤーを当てる。
身分カードを準備し、各プレイヤーに身分カードを1枚ずつ裏向きに配ります。同盟書簡も同様に準備し、アクションカードを1枚ずつ配ります。残りは山札にします。カジノにフランを用います。
各プレイヤーに、プレイ順に従いフランを配ります。また容疑者トークンを持ち、容疑者の面を上にします。
手番が来たら、以下のうち1つを行ないます。
・カードを引く:山札か捨て札の一番上からカードを引きます。
・パス:パスしてカジノから1フランチップを獲得します。
・ワイロを送る:手札からカードを1枚誰かに送ります。カードを見ずにどうするかを選択します。受ける場合は提示されたカードを受け取り、無罪の面にします。拒否する場合は相手に送られた相手は手番プレイヤーに1フランを与えます。
・アクションを行なう:アクションカードを使用します。カードの内容に従います。以下のものがあります。相手から2フランを盗んだり、カジノから3フラン獲得したり、カードの問い合わせをしたり、脅迫をして相手は身代金を支払うか脅迫状の内容を飲み相手にカードを渡すか防御するかを選びます。
最後に手札調整をします。無罪かどうかで持てるカードの枚数が異なります。
これを繰り返して、勝利宣言出来たプレイヤーが勝ちます。
ボードゲームの紹介:オー、ファラオ!
「オー・ファラオ!」は、ピラミッドを作っていき、そのピラミッドの価値にて点数を獲得していくゲームです。
3-4人、10歳以上、40分、3600円(170411現在)
http://banesto.shop6.makeshop.jp/shopdetail/000000006143/
箱絵はすっとボケていますが、ちゃんとした交換とピラミッドのコンビネーションの組み合わせです。
効果的なピラミッドの形成が求められます。
このゲーム、ピラミッドの建設が非常に意味があります。
もちろん下の段が、少なくとも1枚は多くないとピラミッドは構成できません。また上の段は下の数字より1だけ大きい数字である必要があります。
ですので、交換をうまく活用し、効果的にピラミッドを建設して得点をするゲームです。
ゲームは以下の流れで行ないます。
1、得点:
最初に得点をするかどうか決めます。計算は各段の数字x段数となり、計算したら捨て札です。
2、カードを引く:
手番プレイヤーはカードを手札に加えます。公開された場でも、山札からでもかまいません。
なお表向きの3枚は常に異なる数字とします。
3、アクション:
交換:他プレイヤーと手札の石材カードなどを、取引ならびに交換ができます。
建設:3枚以上の石材カードを使ってピラミッドを建設できます。最初は1つしか作れませんが、ゲームが進めば2つ建設ができます。ジョーカーを利用することもできます。
盗賊や税務官を使用する:盗賊はピラミッドに対して盗みを働かせます。判定で成功したらカードを盗め、その後ピラミッドの維持ができなくなったら石材カードを手札に戻さなくてはいけません。税務官カードは、他プレイヤーの手札からランダムに1枚引くことができます。これらのアクションに対し、ファラオカードで妨害できます。
6のカードを盗む
4、手札の調整:
手番の終わりに、1枚だけ手札を減らすことができ、手札を7枚になるまで引いて調整します。
ゲームを進めるにあたり、2つピラミッドを作ることができたり、3段以上を求められたりします。
これを繰り返し、最後のマスにたどり着いたらエンドフェイズで、山札と捨て札をよく混ぜエンドカードを入れて再び山札を構成します。エンドカードをめくった時点でゲーム終了です。
最も得点の高いプレイヤーが勝ちます。
ボードゲームの紹介:クリスマスの12日
「クリスマスの12日」は、手札を複数出すことができるトリックテイキング風のカードゲームです。
http://banesto.shop6.makeshop.jp/shopdetail/000000005622/
「クリスマスの12日」という、謎の言葉とともに、ひたすらクリスマスクリスマスしたパッケージのカードゲームです。
クリスマス、毎年中野は、「クリスマスイブまでに山下達郎のクリスマスイブを一切聴かない」という賭けをやって、毎年負けています。さぃれーないと、ほーりぃーないと。
ある年なんか、カミさんの竹内まりやの誕生日である夏(気温35度)に聴いてしまい、敗れ去った過去さえあります。
皆さんも挑戦してみたらいいかと思います。存外難しいです。
ゲームは大貧民的なゲームで、非常に単純なゲームとなっていますが、トリックテイキングの法則、ならびに上がり方の制約がポイントのゲームです。
またイラストが非常に美しく、このイラストが様々演出しています。
プレゼントカードを脇に置き、ゲームカードをよく切って各プレイヤーに12枚ずつ配ります。
最初にリードされるのは以下のものです。
・セット:何枚かの同じ種類の数字のカード
・ストレート:何枚かの連続した数字のカード
・シングルトン:1枚
続くプレイヤーは、同じ種類の組み合わせをプレイします。
セットならセットを、ストレートならストレートをプレイします。
新しく出す組合せは、リードの数字よりも同じかより小さなカードを1枚は含める必要があります。
このとき枚数は増減してもかまいません。
ただしシングルトンは常に1枚のみで、数字よりも同じかより小さなカードを出します。
出せない場合はパスです。
ストレート:ローカードは6
それをフォロー、枚数は減っているが、ローカードは5
プレイが1順して、最も小さな数字を出したプレイヤーが新しいリードプレイヤーとなります。
プレイヤーが最後のカードを出して勝てれば、そのラウンドが終了します。
勝てなかった場合は、その出したカードを手札に戻さなくてはいけません。
最後のカードをプレイして勝ったプレイヤーは、プレゼントカードを1枚もらえます。
またそのラウンドで最も手札を残していたプレイヤーは、その勝ったプレイヤーに1枚プレゼントカードを渡します。
プレゼントカード
最後のプレゼントカードを獲得したときに、最もプレゼントカードが多いプレイヤーが勝ちます。
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