2015.12.24 Thursday
ボードゲームの紹介:太陽の家
「太陽の家」は、ポリネシアにおける火山の島での2つの部族による勢力争いのゲームです。
2人用、12歳以上、40分、5800円。
http://banesto.shop6.makeshop.jp/shopdetail/000000005502/
このゲーム、友人のフローリアン・ラッキーさんが作者です。
今回めずらしく、エッセンではスワンのブースではなく、ホイヤーラントと聞いてちょっとびっくりしていましたが、ちゃんと実力を評価したのだろうと思います。実際エッセンで面白かった2人用です。
中野と年齢も近く、また今回はシルヴァーノ・ソレンティーノさんとも顔合わせをしたという貴重な経験でした。
フローリアン・ラッキーさん。よき友人。
中野はゲームデザインに関しては評価しています。
ボード全景
このゲーム、ボードには大きく分けて6マスあり、それぞれ砂浜草原森林山地とあります。外周の砂浜をプレイヤーのコマと船が移動し、森林草原山地に石像を配置します。各マスには海に2枚のカードがあり、得点ボードにはカードの山と得点パターンがあります。各プレイヤーは数字ディスクを1-5まで持ちます。
プレイヤーのコマ類
手番になったら、数字ディスクを1枚置くか回収するかができ、すべて自分のディスクを置き切った場合に限り船を移動させることができます。
数字ディスクを置く場合は、任意の砂浜に数字ディスクを1枚置けます。何枚でも置けますが赤と黄色の数字が同じように置くことはできません。
もし船に隣接していない砂浜の場合は、2マスまでシャーマンコマを移動させられます。
船に隣接している場合は、置いたディスクと同じ数だけ、時計回りで船が移動します。その時にディスクを置いているプレイヤーは、高いほうからそのカードを獲得できます。カードが取られたら補充で、その砂浜からもディスクは回収します。
カードには石像を建てるもの、溶岩が湧きでるもの、魚を取るもの真珠やオウムガイなどがあります。
赤が合計3あるので、黄は2を置く
コマは通常2マスまで移動できる。
船のいる海岸にディスクを置くと、船はその数進む。
溶岩カードで溶岩がセットされる。
得点計算は2回あり、得点計算の前に溶岩が流れていき、石像を壊します。
石像の価値(山地ほど点数が高い)、魚かごの多いほうの得点、真珠、オウムガイを点数化し、得点カードの効果加えます。
その後、魚かごと真珠は1回めの得点計算の後でも手元に残しておきます。
カード類。
オウムガイ、真珠、貝、魚かごなど。
得点ボード上のボーナスカード類
焼かれる石像、無惨やな。
黄の石像:山地3点x1、草原1点x1、4点
赤の石像:森林2点x1、草原1点x1、3点
これを繰り返していき、より多くの得点を得たプレイヤーが勝ちます。
2015.12.14 Monday
ボードゲームの紹介:デッドマンズ・ドロー
「デッドマンズ・ドロー」は、海賊となってより多くの財宝を運で切り開いて集める、特殊能力のあるめくり系のゲームです。
2-4人、10歳以上、20分。
http://banesto.shop6.makeshop.jp/shopdetail/000000005508/
デッドマンズ・ドローは、2-4人用の、10-15分で遊べるゲームです。
10種類各6枚のカードで構成されるカードを、1枚ずつ引いてより多くの財宝の収集を試みます。
異なる種類をめくればあなたの財宝は増えますが、同じ種類を2枚以上めくってしまった場合、あなたはアウトして手番は終了します。
準備はいいか? 相棒!
海賊モノが続きます。
デッドマンズ・ドローは、もともとはスマホゲームでした。
クニツィア先生も言ってましたが、スマートフォンのゲームには、ボードゲームにとって非常に可能性を感じると言う話があり、まさにそれを時で言ったゲームです。
ゲームとしてはめくり系ですが、各財宝カードにある効果にて派手な展開が望め、さらに特性カードの効果でそれらが増幅されるという、暴れる展開が期待できます。
元々バネストが英語版を販売していましたが、晴れて日本語版が出版されました。
ガイドも工夫されており、遊びやすさは向上したようです。
明確にアビリティは上がりました。
また日本語版は驚きのカードの質です。ビビります。
どうも床材のノウハウをカードに投入したようで、これまでのカードのコーティングとは一味違うものになっています。
コーティングが違う。
財宝カードから、各種類一番小さな数字のカードを捨て札の山に置いておきます。
残った山札をよく切って歌向きに準備し、各プレイヤーに特性カードをランダムに2枚ずつ配ります。
スタートプレイヤーを決めます。
財宝カード
特性カード
手番になったら、財宝カードの山札の一番上を引いて自分のプレイエリアに順番に置きます。
山札や誰かのストックから財宝カードを引いたら、かならず引いたカードの能力を適用しなくてはいけません。
また、プレイヤーの持つ特性カードで、それぞれの能力が効果が変動します。
・錨:あなたがアウトになった場合、錨の前に置かれたカードすべてを獲得します。
・鉤爪:あなたのストックにあるカードのストックから1つ、一番上のカードを選んでプレイエリアに置きます。
・大砲:他のプレイヤーのストックにある一番上のカードを1枚捨て札に置きます。
・鍵&宝箱:鍵と宝箱がプレイエリアにあって収集を選ぶ場合、あなたがストックに移動する枚数と同じだけ、捨て札からボーナスカードを引くことができます。
・地図:捨て札をシャッフルし、3枚のカードを公開します。その上でプレイエリアに1枚カードを配置します。
・水晶球:山札の一番上のカードを表向きにします。
・剣:他のプレイヤーのストックから1枚の一番上のカードを盗み、そのカードをプレイエリアに置きます。
・マーメイド:カードの値が2-7ではなく、4-9になっています。
・クラーケン:収集する前に、強制的にプレイエリアに2枚カードを追加させます。1枚目が剣や地図、鉤爪でない限りは、山札から2枚引くことになります。これら3つのカードによるプレイエリアへの追加もこの特殊効果に数えられます。
各種財宝カード
プレイヤーはさらにカードを引くことができますが、引いたカードが既にプレイエリアにある種類と同じものならアウトです。
そうなったカードはそれらのカードも含めてすべて捨て札になり、残念ながら手番は終わります。
アウト!
アウトにある前に、カードを引く代わりにプレイエリアにあるカードを自分のストックに移して獲得でき、それで手番を終わります。自分のストックに置かれたカードは各種類ごとに分けて置き、必ず数字は大きい順に分け並べて置きます。
これらをめくったカードに各効果を適用するし、各財宝カードは特殊効果でアクセスするのは一番上に対して行われるので、暴れる展開になること必至となるでしょう。
これを繰り返していき、各種類の最も高い数字のカードを得点として数え、もっとも得点の高いプレイヤーが勝ちます。
2015.12.13 Sunday
ボードゲームの紹介:キャプテン・フリント
「キャプテン・フリント」は、カードをめくり宝を獲得していくゲームです。
2-6人、8歳以上、20分。
http://banesto.shop6.makeshop.jp/shopdetail/000000005486/
ゲームは海賊ですが、フリント船長の幽霊にたたられるというテーマ性を持っています。
またシステム的にはめくり系のゲームですが、4回ある得点チャンスをどのようにもっていくか、また途中でいきなりアクションに切り替わる部分にちゃんと対応できるかです。
箱の中身
宝箱は立体です。
袋カード:4色4種
お宝カード:色と種類もそうですが、アイコンも注目。
さあ、フリント船長の話ですが、いわゆるスチーブンソンの冒険小説、「宝島」がテーマです。
ホーキンズが謎の地図をたよりにフリント海賊団の残した財宝のある島を目指し、途中で仲間なったジョンシルバー率いる一味が実はフリント海賊団の一味であり反乱をおこすものの、海賊一味も内輪もめが始まるという内容です。
中野はこのイメージです。
ですがこのゲーム、フリント船長は死んでいて、プレイヤーに祟るという謎の世界観を持っています。
お宝カードをよく混ぜ宝箱に裏向きに入れ、オウムのパルシェをその近くに置きます。
袋カードをよく混ぜて、各プレイヤーに4枚ずつ配ります。
お宝カード
袋カード
手番になったら、宝箱からお宝カードをめくります。
特にシンボルがなかったら、それまでのカードに並べますが、一部アイコンが描かれていれば、そのアイコンの指示に従わなくてはいけません。特にシンボルが無ければただこれまでのカードの並びに加えます。
これを最大2回までめくる行います。
ポイントは宝箱アイコンが出ている間は止めることができないこと、手番では最大2回までのお宝カードのめくりです。
めくられたカードの全てのカードが取れるわけではないことが注意です。
シンボル:宝箱、フック、帽子、海賊
・宝箱シンボルがめくられたら、必ず追加でカードを1枚めくります。宝箱が出ている間途中でめくるのをやめることはできません。
・フックシンボルがめくられたら、1回めであれば何もありませんが、2回目であれば直ちに手番が終了します。
・帽子シンボルがめくられたら、その枚数をカウントしておきます。テーブル上に都合帽子が3枚あらわれたら、パルシェディスクをすばやくたたく必要があり、それができたプレイヤーが帽子シンボルのあるカードをすべて獲得できます。
・海賊シンボルがめくられたら、テーブルに並べられたカードから、海賊に書かれた宝石がすべて除かれます。
パルシェにアプローチ
1回めないし2回目のお宝カードをめくった後で、カードをめくったプレイヤーは、宝石の種類を示すまたは宝石の色を示す袋カードを使うことができます。
それを使用したら、袋カードを捨て札にして、その色や種類のカードをテーブルから獲得できます。
2回目のお宝カードをめくった後で、袋カードを使わない場合は、手番は終了になります。
ですので、宝カードに関しては最大4回までしか得点のチャンスしかなく、それ以外はパルシェの反応によります。
例:テーブル上には次のカードがあります。
自分の手番で、宝箱からの最初のカードをプレイしてテーブルの中ほどにおきました。
これは手番で最初のカードですのでフックのシンボルは何の効果もありません。
彼は2番目のカードをめくらないことにしました。そして赤の袋カードを手札から使うことにします。
彼は他のプレイヤーに袋カードを見せて袋に戻します。そして赤の真珠×1と赤のコイン×3のカードを取ります。
これを繰り返し、宝箱のお宝カードからフリント船長が出てくるか、手札の袋カードを全員が使った場合にゲームは終了します。
各獲得したお宝カードに書かれた宝石の数が、そのまま点数になります。
最も点数の高いプレイヤーが勝ちます。
2015.12.08 Tuesday
ボードゲームの紹介:ピラトゥーン
「ピラトゥーン」は、船員を展開し、船ならびに船室やデッキに装備や人物を配置し、豪華な海賊船を構成する、リアルタイムアクションと競りのゲームです。
2-4人、8歳以上、30分、
http://banesto.shop6.makeshop.jp/shopdetail/000000005432/
このゲーム、船のパーツやお宝を、自分たちの船員を使って獲得していくのですが、ここの部分はワーカープレースメントです。
ウベさん:呼んだ?
そうです、ワーカープレースメントなのです。実際に持っているプレイヤーのワーカーを「リアルタイム」に置いていきます。何が欲しいかをよく考える必要がありますが、15秒ほどしかありません。
マネーの虎ならぬ「ワープレの虎」なら、やる価値がありそうです。(ノーワーカーでフィニッシュです......)
さらにそのあとに競りがあり、同時入札系の競りで一旦選ばれていないタイル類も、これによって拾い上げることができます。
ココカラスタート
宝箱に、装備タイルを6枚(山1つ分)と船体タイルは3枚を該当するスペースに伏せて並べ、宝箱の蓋タイルを使って宝箱を閉じ、宝箱全体を裏返します。そうして砂時計をひっくり返し、宝箱が開き、略奪フェイズが開始します。
初期状態:
略奪フェイズでは、宝箱が開いたら全プレイヤーは、宝箱に入っている自分の望む装備タイルや船体タイルの上に、自分の船員コマを片手だけで置き、砂時計がすべて落ち切ったら誰かが「ストップ」と言い、略奪フェイズは直ちに終了します。
各プレイヤーは略奪フェイズで使わなかった船員コマ1つにつきダブロン貨幣を1つもらいます。なお、複数のタイルにまたがったりした船員や、落ちている船員はそのラウンド失格扱いです。略奪フェイズで配分されなかったタイルは、競りフェイズにかけられます。
例:赤のプレイヤーは帆と舷窓(樽)タイルを1つずつ計2つの装備タイルを勝ち取りました。
緑は1階層の船体タイル(大砲のタイル)と、(赤と青は引き分けでしたので)舵の装備タイルをもらいました。青がもらったのは3階層の船体タイルと居室装備タイルです。
黄がもらったのは舷窓(海賊)装備タイルです。
黄は略奪に参加しなかった船員コマの分としてダブロン貨幣1つを追加でもらいます。
続いて競りフェイズです。競りフェイズでは、各プレイヤーはダブロン貨幣を何枚かを握り同時に公開し、最も多くの額のダブロン貨幣を出したプレイヤーから順に、どのタイルを選ぶか最初に決められます。引き分けは無効です。使ったダブロン貨幣をすべて支払います。その後、船体タイルは沈みます。装備タイルは次の競りまで残ります。
最後に配置フェイズです。配置フェイズでは、装備タイルや船体タイルなどを配置します。
適合しない装備タイルは海に捨てられ、装備タイルや船体タイルの構成で、得失点に影響が出てきます。
1階層船体タイルには最大3枚までの帆タイルを置けます。
2階層船体タイルには最大2枚までの帆タイルを置けます。
3階層船体タイルには、帆タイルは1つしか置けません。
船の完成形
8ラウンド終了した際に、船の構成から得点を計上し、最も価値ある船を構成したプレイヤーが勝ちます。
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