2015.06.25 Thursday
ボードゲームの紹介:ターゲット
「ターゲット」は、プレイヤーの持つダイスタワーからダイスを指ではじきとばして、ディスクに首尾よく着地させるゲームです。
http://banesto.shop6.makeshop.jp/shopdetail/000000005340/
2020年の東京五輪、追加競技が発表されました。
そのなかに、ペタンク/ブールというものがあり、的に対して球を投げてその近さを競うというフランス発祥のものがあります。
落選しましたが、あれをモチーフにしただろうゲームが、このターゲットです。
ディスクをテーブルに3枚準備し、各プレイヤーは自分の色のダイス3個とパックを持ち、それらをパックを一番下にしてダイスタワーを構成します。ディスクとダイスタワー間は可能ならば20センチぐらい離れたほうがいいでしょう。
手番になったら、自分の一番上にあるダイスタワーを指ではじいて、基本的にディスクを狙いますが、止まったところの指示に従います。ただし、テーブルから落ちたり、転がらなかったり、2個以上はじいた場合はファウルで、自分のパックの下に当該ダイスを置きます。
プレイヤーのダイスが、ディスクにあるターゲットの中心に触れたら、直ちにターゲット宣言を行うことでそのディスクを獲得できます。その時のダイスやディスクに乗っていたダイスはパックの下に置かれます。
またテーブルにある既に使用された自分のダイスで、ペア以上ができていたら、宣言することでそのうちの1つをダイスタワーの一番上に戻すことができます。
ターゲット!
なお、このゲームが武闘派なところその1、自分のダイスが相手の持つ既に獲得したディスクの上に乗ったらそのディスクを獲得でき、さらに相手のダイスタワーを狙ってそれを崩すことができれば、相手の落としたダイスを使えなくすることもできます。察すると消耗戦を容認するルールであり、勝っているプレイヤーなどを場合により狙い撃ちできるでしょう。
全てのダイスが使用されるか、使用できなくなったら(パックで示されると思います)、各ディスクの上に乗っているダイス目の合計を比べ、単独で高いプレイヤーのものになります。同点同士はキャンセルされる(ベガスでおなじみの)掟に従います。
完全にディスクに乗っていなくてはなりません。
獲得したディスクはパックの下に置き、次のラウンドのために3枚をめくります。
左:黒のダイスが4で強いので、このディスクは黒が獲得。
右:黒のダイスはちゃんと乗っていないので、このディスクは誰も獲得できない。
左:ダイスは乗っている 右:乗っていない
このゲームが武闘派なところその2、テーブル中央のディスクがすべて取られても終わりません。最後のラウンドをここから行い、さっきの武闘派その1で繰り広げられたルールを適用して、ガチアタリなディスクの奪い合いを行います。
これを繰り返していき、だれかがディスク4枚を獲得するか、最終ラウンドが終わったらゲーム終了です。
獲得したディスクの点数を合計して、もっとも点数の高いプレイヤーが勝ちます。
2015.06.10 Wednesday
ボードゲームの紹介:ディノレース
「ディノレース」は、自分の恐竜クン2匹を、火山弾や溶岩を避けながら、地形カードを用いてレーストラックのゴールまで移動させなければなりません。2-4人、6歳以上、30分、5000円。
http://banesto.shop6.makeshop.jp/shopdetail/000000005269/
みんな大好き恐竜ものです。
このゲーム、見た目も立体でややとぼけた恐竜くんのゲームですが、手軽に白熱する恐竜の追っかけっこができます。
ゲームマーケットでもよく回っていました。見た目はユーモラスですが、そんなに長くない時間で、ちょっとしたサバイバルも演出できます。
恐竜くんのつかみはOKです。
地形のタイルをよく混ぜて準備して、最初の火山タイルを噴火前にして置き、レーストラックを作ります。
自分の色を恐竜を2頭取り、スタートから2マスにそれぞれ1つずつ置きます。
カードをよく切り山札にして手札を5枚ずつ持ち、プライズカウンターを取って山にし、イベントさいころと卵カウンターと溶岩のしずくを準備したらゲームスタート。
手番は以下のことをします。
レース中の恐竜くん、緑の恐竜くんはコケちゃっています。
1、カードを引く:まだレース中の自分の恐竜の数だけ、山札からカードを引いて手札にします。
2、カードのプレイおよび交換:手札から好きな枚数のカードを出して、以下の行動ができます。
・移動カードを使う:自分の恐竜がいる次のマスに描かれた地形カードを出して1マス進めます。同じ地形カードを3枚を捨てればあっていなくても恐竜を1つ進めらます。
・カードを交換する:手札から2枚を捨てて、山札から新たに1枚引ます。
・スペシャルカードを使う:
妨害カード:相手の恐竜を突き飛ばして1マス戻します。
卵投げ:卵を持っていれば相手に卵を渡せ、卵を持っていなければ相手の恐竜の足を引っ掛け倒します。
カードを1枚盗む:相手の恐竜の持ち主の手札からランダムに1枚を選んで盗みます。
倒れた恐竜は、カード2枚捨てないと復帰できません。
移動カードとタイルは背景の色で対応しています。3枚捨てれば何でも移動できます。
スペシャルカード一覧:
(左から)妨害、卵投げ、1枚盗む
3、イベントさいころを振る:サイコロを振ります。
地形:対応する地形にいる自分の恐竜1頭ごとに山札からカードを1枚取ります。
カード2枚:各プレイヤーはカードを2枚ずつ取ります。
火山噴火!:火山が噴火し溶岩が流れ出し、溶岩が1マス進みます。溶岩にのまれたら溶岩のしずくを1つ取り前に進みます。また卵を持つプレイヤーは手札をすべて捨てて溶岩のしずくを1つ取り、他のいずれかのプレイヤーを選んで卵を渡します。
迫る溶岩、アブナイ!
溶岩のしずく、普通にやけどものです。
ゴールした恐竜はトラックから除き、残るプライズカウンターから1枚選び手元に裏向けに置きます。
2頭目の恐竜をゴールさせた時に卵を持っているのでしたら、卵も無事確保したことになります。
プライズカウンターと卵カウンター。プライズカウンターは選んで取れる。
卵を持っている間に2頭目の恐竜をゴールさせたら、その時点でゲーム終了となります。
各プレイヤーは自分がゴールさせた恐竜でもらえたプライズカウンターの点数と、卵を持つプレイヤーは卵カウンターの点数を加えます。また溶岩のしずくは1つにつき1点減点となります。
プライズカウンターを2つ持つ場合、カウンターの色が2つとも同じならボーナスとして3点もらえます。
合計の得点が最も高いプレイヤーの勝ちになります。
卵はゴールできなければ危ないので、とっとと誰かに渡すという爆弾ゲーム的な要素もあります。
とっとと上がるか、カードをため込むかの選択が色々見えるような気もしますし、うかうかすると溶岩にのまれるので大変です。
2015.06.09 Tuesday
ボードゲームの紹介:バオバブ
「バオバブ」は、カードを用いて上手に木の上に葉っぱを積んでいくアクションゲームです。
http://banesto.shop6.makeshop.jp/shopdetail/000000005283/
今回は珍しく、他社さまの携わる商品を紹介いたします。Hemzさんから出ているバオバブです。
http://hemzfactory.thebase.in/
バオバブです。バオバブといって、皆さんは何を思い出すでしょうか?
ペプシの「バオバブ味」というものがちょっと前にありました。
「アフリカの大地にそびえるバオバブの木をモチーフにした開放感あふれる爽やかなコーラ!」とあり、清涼飲料水によくありがちなうたい文句ですが、中野は正直バオバブの木をかじったことはないので、本当にバオバブの味かどうかは分かりません。
誰かかじった方は教えてくださいませ。
でもアイスキューカンバーやブルーなんかに比べれば、そんなにまずくはなかったと思います。
「バオバブ」といったら、あとは声優事務所です。
「オッス!俺だ!ジャッキーだ!」のジャッキー・チェンでおなじみの石丸博也とか、ハットリくんの獅子丸やコナンの阿笠などの緒方賢一のイメージがあります。中野の中では石丸=ジャッキーです。
カードを各プレイヤーに均等になるように分けて山札にし、山札から3枚を引いて手札にします。
木をテーブルのように組み立てて、スタートプレイヤーから手番を行います。
手番になったら、手札から好きなカードを、1枚から3枚まで木の枝に置いていきます。
以下の種類のカードがあります。
枝:どのようにでも載せられます。
花:カードの1つ以上のの角が外側にはみ出るように置きます。
サル:カードの2つ以上の角が外側にはみ出るように置きます。
トリ:カードをフリスビーのように投げてそのカードを載せようとします。
コウモリ:目をつぶってそのカードを載せようとします
ハチ:どのようにおいてもかまいませんが、このカードの上に枝や花以外は載せられなくなります。
ヒョウ:上からこのカードを落とします。
ヘビ:カードとカードの間に挟むようにし、1つ以上の角がはみ出るように置きます。
カメレオン:直前に置かれたカードと同じ置き方をし、枝や花の後であればハチの上にも置けます。
手番でカードをプレイしたときに、カードを落としたり、置けない場所に置かれてしまったカードは、ペナルティとして引き取り、それらのカードは脇に置いて失点となります。
ペナルティになってしまったり、手番にてこれ以上は置きたくない場合、また3枚とも置いてしまった場合は手番終了で、手番の最後に山札から3枚引きます。
プレイ中
これを繰り返していき、誰かの手札が0になったらゲーム終了です。
各プレイヤーは山札に残るカードと、ペナルティとして引き取ったカードの枚数を合計します
これらのペナルティが最も少ないプレイヤーがゲームに勝ちます。
こんな感じで宙に枝が浮きます。
------
さて、通常でも充分いいのですが、カードの滑りなどのスリルをより味わいたい場合は、以下のギミックを提案します。
普通の人は真似しないように、キワモノクラスです。
世の中スリルは必要です。
キワモノなので、このマーク。
1、3-4割ぐらいランダムにスリーブを入れる:難易度★★★★★(カルフール・ド・ラルブル、2100mクラス)
紙の挙動と、フィルムの挙動は異なります。存外滑りますので、やや緊張感が増します。ベリアブナイヨ。
普段カードスリーブを入れる人は、これにもスリーブを入れてしまえばいいように思います。カードモマモレルヨ。
2、台に何かを挟んで、シーソーのようにカタカタするようにする:難易度★★★★(アヴリュイ>ワレル、2500mクラス)
バランスゲームの真骨頂、足元をぐらつかせます。カードの重さでバランスが変わり、傾きます。
カタカタいうことで、奥歯ガタガタ言わせられます。
3、台の上に何かを意味無く置く:難易度:★★★★(シソワン>ブルゲル、1300m)
これで台の上にも障害ができるようになります。絶妙なバランス感覚が求められます。
立て掛けると言う荒業もできるかもしれません。
4、扇風機を当てる:難易度★★★★★(アランベールの森、2400mクラス)
これもやばいでしょう、まだやったことはないです。挙動を誘ったり、落とす系や投げる系にはかなりの悪影響を与えます。
と、様々な難易度調整ができる、良質のバランスゲームだと思います。
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