2014.02.16 Sunday
ボードゲーム紹介:鉱山王
「鉱山王」は、鉱山を掘って開発し、高価な財宝を産出するために自分の種族を動員していくゲームです。
http://banesto.shop6.makeshop.jp/shopdetail/000000004668/
このゲームはファンタジーの住人となって、鉱山の発掘を行います。
自分の種族において、他種族は奴隷同然なので、それらをどのように活用させていくかがポイントとなります。
鉱山労働をテーマにしたゲームで、開発のためには他の種族を奴隷として使役する。北朝鮮の強制収容所みたいな響きです。
映画や小説だと、「蟹工船」や「ああ野麦峠」のような労働環境をテーマにしているようです。
カードには以下のステイタスがあります。
(左上)鉱山の広さ:鉱山を開発するのに何人の鉱山労働者が必要かを表します。
(左辺)監督マーク:その鉱山には監督が一人必要です。
(左下)鉱山の価値:鉱山で掘り出されたものによる勝利点/鉱山を開発できなかった時のペナルティです。
(右上)鉱山の防御力:鉱山を占領するのに必要なユニットの枚数です。
最初に種族の王を決め、山札をよく切って手札を6枚ずつ配り、さらに4枚のカードを引いてユニットの面を上にして山札の隣に並べ、それらを鉱山労働者キャンプになります。
鉱山カードを準備して場に4枚並べます。
手番になったら、手札から1枚をプレイし、テーブル中央にあるいずれかの鉱山か、または自分が占領した鉱山のいずれかです。
中央にある鉱山には、何もなければどの数字のカードを置いてもかまいません。
既に鉱山にユニットが置かれていたら、カードの数字の小さいカードの上に、手札からカードの数字の大きいカードを置くことができます。ただし0のカードのみ、9のカードの上に置くことができます。
鉱山の必要なカードの枚数が置かれたら、誰がプレイしようと最後に置かれたカードの種族の王が、その鉱山の持ち主となります。その鉱山に置かれたカードはすべて鉱山労働者キャンプに順番に置かれます。
その後、獲得した鉱山を開発させるために、同様にカードの数字の小さいカードの上に、手札からカードの数字の大きいカードを置くことになりますが、これは他の種族である必要があります。基本的に他の種族を使役させるということになります。
また、鉱山によっては、最後に自分の種族の監督を置かなくてはいけない場合もあります。
開発された鉱山はその種族の王の得点となり、それまでに置かれた種族のカードはゲームから除外されます。
ゲーム終了までにこの鉱山は、ちゃんと機能させていなければ、マイナス点になってしまいます。
開発に3人必要な鉱山、2-7-9とプレイされ、これでこの鉱山は開発完了。
...しかし彼らはこの鉱山の礎になります。尊い犠牲なのです......
最後に、裏向きの山札か、鉱山労働者のキャンプの各種族の山札から補充します。
これを繰り返し、裏向きの山札から補充できなかったら、ゲーム終了です。
開発した鉱山はプラスポイント、未開発だったらマイナスポイントになります。最もポイントの高いプレイヤーが勝ちます。
このゲームのポイントとして、非常に鋭いプレイ感覚があります。
とにかくカードの構成です。リバーシブルのカードであることがさまざまなゲームの効果を生み出し、さらに4つの各種族0-9まで2枚ずつしかなく、それらを用いて数上がりを行います。
鉱山の裏は種族であり、それぞれ用途は異なり、片面が機能している間はもう片面には縁がありません。
それぞれ用途が違うので、鉱山で使われてしまうと人知れず出てこない種族のカードが結構あることになります。鉱山で使われてしまえば、その裏にある種族のデータは使われません。
もう1つあるとしたら、種族のカードは全員が使えるし、鉱山労働者キャンプからそれらを効果的に使うことで他の種族に対してのけん制を容易に起こすことが出来ます。また自分の種族で手札を染めることも厳しく、開発のためには他の種族が必要なので、手札の構成はある程度意識しなくてはいけません。
もっというと、開発済み鉱山に置かれた種族カードは、開発されたらそれらは死んでゲームから除去されていしまいます。このあたりの処遇もさまざま考えなくてはいけません。
プレイ時間は短いですが、カードの処遇をどうするかでプレイの結果が変化する不思議なゲームとなっています。
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