2020.09.13 Sunday

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    2013.06.29 Saturday

    入墨

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        「入墨」は、日本暗黒社会を舞台にした、カードプレイにおける推理とハッタリのゲームです。基本的に2対2のペアマッチを想定しています。
      http://banesto.shop6.makeshop.jp/shopdetail/003002000025/

      箱絵のインパクトは(いろんな意味で)スゴイです。

      先月中旬に中国のゲームイベントに行ってきまして、いくつかのメーカーと懇意にできそうなんですが、その中に、デザイナーがイタリア人のゲームがあり、これがその入墨です。パッケージアートからして、ちょっと不思議なこのゲーム。



      基本的にカードを並べて、ある条件で並べた列を確保し、どちらの勢力が強かったかみたいなゲームです。
      このゲームは基本的にペア戦を想定しております。
      たまに2人や3人プレイもできるけど、最近4人のペア戦の方が面白くできるゲームがちょくちょく出てきます。いくつかあるトランプゲームやドミノの感覚があるのでしょうか? 

      通常だともっと別の世界観になるかと思うのですが、こういう世界観を前面に出すことでインパクトはあるでしょう。
      確かにちょっと不思議な雰囲気があります。シンボルを「身体に彫る」というのは、実際様々なところでされているのは分かるのですが、それをテーマにゲームを作るとはやや驚きです。

      今回は4人プレイのペア戦の説明になります。

      カードには2種類あり、図案カードと染料カードです。
      それ以外にプレイヤーの勢力を表す、秘密の図案カードがあります。

      青の図案カード:


      青の染料カード:

      各プレイヤーは自分の秘密の図案カードを引き、隠して持ちます。
      また裏向きに中立の図案(判定時にどちらにも入る)を置きます。
      その後、自分の対応色の山札を選び、よく切って6枚ずつの手札にします。

      手番になったら、1枚のカードをプレイしたあとに、手番の最後に山札から1枚引きます。
      カードには2種類あり、入墨の列をカウントして得点源となる染料カードと、図案に勢力を与える図案カードがあります。
      染料カードには数字がありその数字分だけ入墨の列をカウントアップします。図案カードは常に1だけカウントアップします。


      列に加える:

      各列の数字をカウントアップした結果10以上になったら、入墨の列は完成しします。


      既存の列に追加するようにカードプレイしたら、その入墨が拡大されたことになる。
      10以上で入墨は完成。

      ゲーム終了時により勢力のある秘密の図案カードを持つペアに、その染料カードの枚数が入ります。図案の勢力が同数の場合はどちらのものにもなりません。

      これをくりかえしていき、プレイヤーの山札が無くなった時点で、既存の入墨の列がすべて完成したらゲーム終了です。
      判定に従い(ペアの図案カードは合算されます。)、入墨の列にある染料カードを各ペアに分配し、より多くの染料カードを取ったペアがゲームに勝ちます。


      図の列:
      蛇と鳳のペアは勢力1点(鳳)を得ています。
      鯉と龍のペアは勢力4点(鯉1点、龍1点、緑色の虎(”中立”の秘伝の図案カード)1点 、黄色のついた“1”染料カード1点)の合計3点を得ています。
      結果、鯉と龍のペアがこの列にある3枚の染料カードを獲得します。




      2013.06.19 Wednesday

      ケイラス・マグナカルタ

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        「ケイラス・マグナカルタ」は、中世フランスのケイラスの築城をテーマとしたカードゲームです。城の建築に貢献して、もっとも名誉ポイントを得たプレイヤーが勝ちます。
        2-4人、最大75分、10歳以上
        http://banesto.shop6.makeshop.jp/shopdetail/012001000057/012/001/

        1289年のこと、フィリップ王はケイラスに新しい城を築きたいと考えました。この偉業に対する褒美に、労働者や職人が大挙して群がりました。城から続く蛇行した道には徐々に街が出来上がっていきました。

        最近、ボードゲームのカードゲーム化されるものがあったりしますが、これはそのハシリのような商品で、ケイラスを簡略化を狙ったカードゲームで、ある程度その目的は達成されていますし、当店でも結構長い間売れ続けています。
        また、よく「ケイラス」と「ケイラス・マグナカルタ」はどう違うの?と言われることがあります。
        「ケイラス」はタイルでの管理であり、城や城下町および手下の得点が色々と要素が多いですが、「ケイラス・マグナカルタ」の方は建物が手札にされており、処理も簡略化されている部分があるかと思います。
        「ケイラス」(いまだとHJさんから多言語版が出ています)がやや難しいなあ...という方、もしくはいきなりフルボードゲームをするのにはちょっとなぁ...という方に、「ケイラス・マグナカルタ」は向くかと思います。時間的にも、おそらく30−45分程度時間は短くなるかもしれません。
        逆に本格的なボードゲームを求める場合は、じっくりと「ケイラス」を遊ぶということになりますので、このあたりはお好みかと思います。

        カードのレイアウトはこんな感じです。
        建物を構成する道、パスマーカーを置く橋カード、名誉トークンを置く城があります。

        最初の4枚は初期配置、それ以外の建物カードは、各プレイヤーの色を表します。
        効果は上がその建物の利用者(職人コマを置く)、下はその建物の建設者の効果です。
        建設コストは左上、得点は右上です。


        ゲームの流れは以下のものです。

        1、収入:
        基本の収入である2ドニエを得る。(ドニエはお金の単位です。)

        2、アクション:
        以下の内容があります。

        A)カードを引く:1ドニエを支払い、各自の山札から1枚カードを引く。

        B)カードを入れ替える:1ドニエを支払い、全てのカードを入れ替える。

        C)建物カードに職人コマを置く:1ドニエを支払い、まだ置かれていない建物カードに職人コマを置く。

        例:緑が道に市場を建築しており、赤が彼の手番に職人コマをそこに置くことにしました。
        赤はストックに1ドニエを支払い、職人コマを置きます。


        D)手札の建物カードを建設する:建設コストの資源を支払い、手札の建物カードを建設し、建物の道の端に置く。

        例:青は建物を建築することにして、手札から採石場を選び、そのコスト“石材:2、食料:1”をストックに支払いました。
        この採石場を道の端に置いて建設されます。


        E)名誉建物の建設:建設コストの資源を支払い、まだ建設されていない名誉建物を建設し、自分の前に置きます。

        例:緑は名誉ある建物を建築します。
        彫像を選び、そのコスト“石材:2、黄金:1”をストックに支払い、彫像を自分の前に置きます。


        F)パス:パスマーカーを置く。最初にパスをすると1ドニエを得る。

        例:橙はパスすることにし、パスマーカーを空いている最初のマスに置きます。
        最初のパスでストックから1ドニエを受け取ります。


        3、建物の効果:
        全てのプレイヤーがパスしたら、道の初めから順に、職人が置かれた建物にて、職人と建物の所有者に、建物に書かれた効果を得ます。これにより様々な資源を獲得したり、資源を交換できたり、その他の効果を得たりします。

        4、城の処理:
        建物の効果をすべて適用したら、パスした順番に、定められた資源を任意分だけ支払い、規定の名誉ポイントを得ます。これにより最も多くの資源を支払えば黄金の資源コマを得ます。もし名誉ポイントトークンが無くなったら、ゲーム終了となります。

        例:最初にパスをした橙は1組の資源を提供し、1つの城郭トークンを取ります。
        次に青は1組(食料の代わりに黄金を使用)の資源を提供し、最後に残った城郭トークンを取ります。
        次に緑は2組の資源を提供し、2つの城壁トークンを取ります。
        次に赤は資源を提供しません。
        結果、緑が最も多くの資源の組を提供したので、彼はストックから黄金を1つ取ります。


        これを繰り返し、名誉トークンが無くなったらゲーム終了です。
        名誉トークン、建物のポイント、資源によるポイント、残った金貨を名誉ポイントに清算し、もっとも名誉ポイントを得たプレイヤーが勝ちます。

        2013.06.18 Tuesday

        ASSのカード群(スカート/ドッペルコッフ/タロック・シャープコッフ)

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          今回は趣向を変えてご案内いたします。
          ASSの専用トランプ群です。
          ドイツのトランプは、キング、クイーン、ジャックが以下のようになります。
          K:ケーニッヒ/Konig=キング
          D:ダーメ/Dame=クイーン
          B:バウアー/Bauer=ジャック

          ---
          スカート:

          http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%88_%28%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%29
          http://www.gamefarm.jp/modules/gamerule/page.php?game=skat2.html

          http://banesto.shop6.makeshop.jp/shopdetail/001000000041/001/000/

          ドイツの国民的カードゲーム(日本でたとえると大貧民あたりの知名度)で、7から上しか使わない32枚で行うゲームです。3人。
          カードの強さは、A>10>K>Q>9>8>7、Jは切り札です。
          ジャックを「マタドール」としてすべて切り札で別個に扱い、手札にある最強のジャックからの切り札の状態、およびどのトランプのマークを切り札としてゲームを組み立てるかを考え、そのゲームに対して入札を行って、カードにある固有の点数を競うゲームです。
          ゲームによって変わりますが、基本は61/120で成功、90で「シュナイダー」となり効果が1段階あがり、すべてのトリックを取れば「シュワルツ」となりさらに効果が上がります。



          ---

          ドッペルコッフ:

          http://www.gamefarm.jp/modules/gamerule/page.php?game=doppelkopf.html

          http://banesto.shop6.makeshop.jp/shopdetail/001000000042/001/000/

          ドイツではスカートに次いで人気のあるゲームで、9から上が2枚ずつある48枚で行うゲームです。通常は毎回2対2のペアを組みます。
          ハートの10およびクイーンとジャックがすべて切り札であり、通常はクラブのQ同士がペアになりますが、切り札が乏しい時やソロという1対3の宣言も可能で、やはりカードにある固有の点数を競うゲームです。攻撃側の121/240で成功。



          ---

          タロック・シャープコッフ:

          http://www.gamefarm.jp/modules/gamerule/page.php?game=schafkopf.html

          http://banesto.shop6.makeshop.jp/shopdetail/001000000043/001/000/

          伝統的なドイツ柄のマーク(ドングリ=クラブ、葉っぱ=スペード、ハート=ハート、鈴=ダイヤモンド)になっています。7から上ですがカードはやや長細いです。4人です。やはりクイーンとジャックは切り札です。
          パートナーを組んでハートが切り札になるもの、同じくパートナーを組んでジャックのみ切り札になるもの、自分だけで切り札を決定して行うものなどの宣言ができます。
          またエースには場合によりプレイの義務があります。
          攻撃側の61/120でゲーム成功。スカート同様に「シュワルツ」や「シュナイダー」があります。


          2013.06.18 Tuesday

          フリート:漁業船団

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            「フリート:漁業船団」は、漁業権のライセンスを購入し、その効果で漁を行うゲームです。
            2-4人、45分、10歳以上
            http://banesto.shop6.makeshop.jp/shopdetail/012002000403/012/002/



            このゲームは昨年のエッセンで紹介されたゲームです。
            サンファンとかレースフォーザギャラクシーの、手札のカードを捨て札にしてやりたい仕事をし、うまく活用させることで手札を引いて、手札のカードを回すというゲームということになります。
            ただしそうした能力を活用させるために、競りを行い、その能力を買っていくことになります。
            さて漁業ですが、世間では「あまちゃん」なのかなあ? でも自分的には渡哲也のマグロか、鉄腕DASHのつれたか丸かなあ?と思います。


            ゲームの途中:


            ゲームは以下の流れになります。

            ライセンスオークション:
            手札を使用してライセンスを購入し、入札になります。
            このラウンドにて競りを行い、最大1つのライセンスを競り落としていきます。競り落とすためには手札のカードを支払わなければいけません。
            ライセンスには様々な効果があり、そのライセンスをより多く持つことで、その効果は増幅します。


            ライセンスと船:この場合はカニ


            ライセンスは重ねると効果が強くなります。

            出航:
            所有しているライセンスと同じ種類の船のカードをプレイし出航させます。この時もそのために必要なカードを捨て札にします。この時にライセンスの状況に応じて、出航の時の恩恵を得ることができます。
            また出航したら、船長のいない船に船長を雇うことができます。船長がいれば漁が可能になります。


            漁船カード:


            漁:
            船長のいる船があれば、漁ができて、魚の箱を1つ船に積み込めます。
            魚の箱は漁船に4つまで積むことができます。

            漁をすると、魚の箱が乗ります。


            魚の運搬処理:
            漁の後に、運搬処理のライセンスの関係で、各船にて魚の箱を1つずつ回収できます。
            また運搬処理の上にある魚の箱と漁船カードを交換できます。
            現金化された箱はゲームから除去されます

            カードを引く:
            山札からカードを2枚引いて、1枚を手札にし1枚を捨て札にします。

            これを繰り返して、ライセンスか魚の箱のいずれかが無くなったらゲーム終了で、ライセンスや船、船に積まれた魚の箱やボーナスなどを加えて、最も点数の高いプレイヤーが勝ちます。


            エビとロブスターのライセンス1枚ずつ、船x1、船長が乗って漁獲のある船(いくつかの魚の箱が載っている)x3


            2013.06.16 Sunday

            マンハッタン計画

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              「マンハッタン計画」は、第2次世界大戦末期の、列強の大規模破壊兵器(原子爆弾)の開発をテーマにしたゲームで、開発競争に打ち勝つゲームです。
              「原子の時代」の始まり、「冷戦」の始まり、そして「全地球的覇権争い」の始まりです。
              2-5人、120分、13歳以上
              http://banesto.shop6.makeshop.jp/shopdetail/009002000349/009/002/

              第二次世界大戦の末期、大量破壊兵器の開発競争が発生しました。
              基本的にナチスの大量破壊兵器の開発に恐れた、ユダヤ人科学者のシラードがアインシュタインの力を借りて、時のルーズベルト大統領に開発許可を陳情したことで、この計画が始まったといわれています。
              またマンハッタン計画は、最初の事務所がマンハッタンにあったから「マンハッタン計画」とありますが、実際の開発や研究はロスアラモスやオークリッジにある機密にされた研究所で行われました。
              その後、実際にマンハッタン計画に携わった科学者のフランクを中心としたグループの大量破壊兵器使用中止の提議(結果拒否されましたが)など、様々な紆余曲折より極秘にされたこの計画は、世界初の核実験として有名なトリニティ実験を経て、悲惨な日本への原爆投下につながることとなります。


              そうした新技術を利用した列強の大量破壊兵器開発競争に、プレイヤーは身をゆだねることになるのがこのゲームです。


              ボード:


              ゲームは基本的にワーカープレイスメントで行われます。
              自分の労働者や研究者をどこに置いて何をさせるかが大まかな行動になります。
              または、置ける労働者や研究者がなくなったら、自分の手元に全て戻します。
              なお場所が空くまでは、やりたい行動に彼らが入ることはできません。

              基本的にボードに労働者を置いたり、自分の施設に置くことでどのようなアクションがあるかを説明していきます。

              建設:指定された建設費を支払うことで施設カードを取り、自分のプレイヤーボードの上に置きます。場所によって賄賂の支払いや賄賂を受けることができます。

              建設:

              工場:工場では、資金を調達したり、航空機を製造できます。工場スペースに労働者を置いた場合は、条件を満たせば、共有サプライから資金を受け取れます。航空機工場では、戦闘機か爆撃機のいずれかを製造できます。

              鉱山:イエローケーキを生産でき、鉱山スペースに労働者を置いた場合には、下に示されている数だけのイエローケーキを受け取ります。

              大学:労働者を獲得できます。紫色の大学スペースに労働者を置いた場合には、示されている労働者を得られます。

              原子炉:プルトニウムを生産できます。点数は高いですが試験がいるプルトニウム型を開発するのに必要です。

              濃縮プラント:濃縮ウランを生産できます。点数は低いですが試験の要らないウラン型を開発するのに必要です。

              航空攻撃:航空機を使って他のプレイヤーに攻撃でき、持っている限りの航空機を使って他のプレイヤーに攻撃をすることができます。航空機では敵の飛行機を攻撃でき、爆撃機では敵の施設を攻撃できます。

              攻撃:

              修繕:ダメージを受けた施設の修繕ができ、修繕スペースに労働者を置いた場合は、修繕費を支払います。

              爆弾設計:共有サプライから爆弾カードを受け取り、エンジニアを1人と科学者を1人このスペースに置きます。そうすることで爆弾を設計し準備できます。他のプレイヤーも爆弾カードを受け取ることになります。

              諜報:スパイを雇って他プレイヤーの施設に送り込むことができ、$3を共有サプライに支払います。その後メインボード上のスパイトラックに置かれているマーカーを1つ上に上げます。これにより自分の労働者を自分の施設だけではなく、他プレイヤーの施設にも置けるようになります。

              諜報:


              メインボード配置例:
              緑のターンです。現在既にすべてのマスが労働者で埋まっているためメインボード上に緑で描かれている「工場」のうち「資金調達」スペースには労働者を置けません。黄色で描かれている「鉱山」セクションにはどこにでも労働者を置けます。
              ただし右端のマスにはエンジニアの絵が描かれていますので作業員を置くことはできません。また、左端のスペースに労働者を置く場合には$5を共有サプライに支払う必要があります。ただし真中のスペースにでしたら自由に置けます。
              ここに労働者を配置するとイエローケーキ×3を生産できます。他のプレイヤーが生産できるイエローケーキは1つです。



              敵への攻撃:
              黄色のターンであり、彼女は戦闘機を6機と爆撃機を6機持っています。
              まず作業員を1人航空攻撃のスペースに置き、彼女は好きなだけ自分の航空機を使って攻撃を行なえます。
              まず戦闘機6機を使っての攻撃です。戦闘機トラックのマーカーを「0」にしました。まず赤の持っている航空機を3機破壊すると宣言します。まだ戦闘機が3機のこってマスがこれを使って青の爆撃機を3機破壊します。
              ここで爆撃機を使います。赤には戦闘機がもう残っていませんので爆撃することができます。黄色は爆撃機4機を使って赤に爆撃を行ないます。まず爆撃機のマーカーを4つ下げて、その後赤の施設4箇所にダメージマーカーを置きます。
              緑と青はいずれも戦闘機を持っていますのでどちらも爆撃は行なえません。


              施設:様々なリソースや労働者を得られ、その施設使用に際し、必要な条件を満たすことで、その施設使用によって得られます。


              施設:

              鉱山ではイエローケーキを生産します。工場では資金の調達や航空機の製造ができます。大学では労働者や作業員や研究者を調達できます。濃縮プラントでは、濃縮ウランの生産ができます。赤の濃縮プラントカードに労働者を置き、必要な資金やイエローケーキを共有サプライに支払うことで濃縮ウランが得られます。原子炉では、プルトニウムの生産ができます。灰色の原子炉カードに労働者を置き、必要なイエローケーキもしくは濃縮ウランを支払っうことでプルトニウムが得られます。


              施設配置例:
              青の手番第2ステップです。彼女は向上を使おうと思っていますがそれに必要なエンジニア2人は持っていません。濃縮プラントも使いたいと思っていますが必要な資金もイエローケーキも持っていません。
              まず彼女は「大学」に作業員2人を配置することによりエンジニア2人を得ます。次に作業員1人と科学者1人とを「鉱山」に配置してイエローケーキを2つ生産します。


              これをくりかえしていき、原子爆弾を製造したり、試験したり、搭載することによって得点が得られます。

              最初に勝利条件を満たす得点を得た国家が、覇権を手にしてゲームに勝利します。
              2013.06.15 Saturday

              メトロ2033

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                「メトロ2033」は、同名の終末小説に基づき、モスクワの地下鉄システムを構成するトンネルにて、核戦争後の地下世界を牛耳る数多の勢力のうち1つのリーダーとなり、部隊やヒーローの能力を使って勢力を伸ばしていくボードゲームです。
                2-6人、60分、13歳以上。
                http://banesto.shop6.makeshop.jp/shopdetail/009002000371/

                もともとドミトリー・グルホフスキーのベストセラー小説に基づいたボードゲームで、放射能に汚染されたモスクワで、各地下鉄の駅を利用したシェルターにすむ市民が、地上や地下にいるミュータントや駅同士の抗争に巻き込まれ、ついにはその地下システムに棲む人類を救うことが目的となる話です。


                さらには、その世界観で主人公が活躍するコンピュータゲームがあり、それはFPS(ファーストパーソンシューター)として様々な武器を取って各派閥との抗争に巻き込まれたり、地上のミュータントと戦うゲームが、PCとXbox360で出ています。屋外におけるガスマスクの描写、放射能、ミュータントや各派閥のと戦い、心理描写にすぐれた、生き残るための戦いをテーマにしたFPSです。



                基本的に各プレイヤーは派閥に分かれており、さらにその派閥が部隊やヒーローを用いて駅を支配権に置いていくというゲームの流れになります。

                駅を支配することでリソースを得ることができ、そのリソースを用いて自分の派閥を強くしていくことになります。
                この世界のリソースは、弾丸/キノコ/豚です。弾丸はこの世界の貨幣概念のようなものになっています。

                敵は他の派閥、および地下に降りてきているミュータントやその他の脅威に対峙します。駅を規定数支配権に置くか、地下都市ポリスと呼ばれる駅の複合体で地下世界の首都を手中に収めれば勝利します。
                ヒーローと派閥には特殊能力があり、それらを生かして有利に進める必要がありますし、ハンザ駅と呼ばれる中立駅で装備などを購入してヒーローを強化できます。
                ヒーローには、スピード(移動力)と強さ(戦闘力)があります。


                キャラクター:
                アルチョム(Artyom):スピード:3 強さ:2
                アルチョムで中立駅を攻撃した場合、脅威デッキの上から2枚のカードをめくってどちらを攻撃相手にするか1枚選べる。もう一方のカードは脅威デッキの底に置く。
                ハーン(Khan):スピード:3 強さ:3
                ハーンはハンザ駅でなくても自分の勢力の駅ならば、装備購入、ミッション受け取り、リソース交換ができる。



                装備類の一例:

                ガイガーカウンター(Geiger Counter):強さ+1(もしくは放射線脅威に対しては強さ+2)

                スナイパーライフル(Sniper Rifle):強さ+1。
                あなたのヒーローが中立駅を攻撃する場合、あなたは脅威デッキカードの一番上のカードを確認した後でその脅威と対決するかもしくはそのカードをデッキの底に置く(後者を選んだ場合、新たにカードを引いてその敵と対決する)。


                最初に支配権にある駅からリソースが配給され、さらに闇からの脅威や、法律の制定のための投票が行われるイベントが発生します。
                闇からの脅威はヒーローか部隊に対策をさせ、法律は駅の支配権がものを言います。

                法カードの一例:
                拡張制限(Expansion Restriction):駅の占領のコストに実弾×1を追加する。
                課税(Taxation):イベントフェイズ開始時に、各プレイヤーはそれぞれ自分の好きなリソースを1つ追加としてもらう。


                その後、部隊維持のためのコストをリソースから支払い、更に強化のためにリソースを支払い部隊を強化させます。強い部隊ほど維持費がかかります。


                ボード:

                その後プレイヤーは部隊をコントロールします。
                隣接する駅を攻撃したり、他のヒーローを部隊で攻撃したり、駅から部隊がリソースを得たりします。ただし中立のハンザ駅(ハンザ駅は環状線の駅:名古屋の名城線に近い)に攻撃はできません。

                部隊の後にはヒーローの行動があります。
                部隊同様に隣接する駅を攻撃したり、他のヒーローを部隊で攻撃したりするほかに、駅をヒーローのスピード分だけ移動したり、ハンザ駅にいればリソースを支払って装備を購入したり、ミッションを受け取ったり、リソースの交換ができます。

                ミッションの一例:
                よろしい、ならば戦争だ:(Let it be War)
                ミッション:あなたの部隊を使って他のプレイヤーの駅を占領する。
                効果:あなたの選んだ部隊は強さ-1。

                一騎当千(One Man Army):
                ミッション:あなたのヒーローを使って他のプレイヤーの駅を占領する。
                効果:あなたの選んだヒーローは強さ-1。


                また脅威を確認するために偵察を試みることもできますし、各ヒーローの能力を用いて有利にゲームを進めることもできます。

                戦闘は、部隊が関わる場合は、純粋に部隊の強さに対して脅威などの強さになります。脅威の場合は脅威カードをめくっての数字の比較なので、ヒーローや派閥の能力を加えての比較になります。部隊が駅を陥落させた場合は、その駅を支配権に置きます。
                戦闘で負けることで部隊は弱体化します。
                闇からの脅威には褒章がある場合があり、倒すとその効果を受けられます。


                闇からの脅威:
                チョルヌィ(A Dark One):物理的=6
                褒賞:マーケットから任意の装備1つをもらう。もしくはミッションカードを1枚無料でもらう。第1S脅威

                大いなる幻影(Phantom Giant):生物的=7
                褒賞:任意の対戦相手1人は、あなたが選んだリソース2つをリザーブに戻す。第2S脅威


                ヒーロー同士の戦いには、これに加えて心理戦が発生します。
                各プレイヤーは7枚の戦闘カードを用いて、相手のマニューバーを予想して修正が入るという効果を加えています。これによる勝敗で、勝った側は負けた側の装備カードを奪い、相手を負傷させて次のターンのヒーローアクションを不意にさせます。

                地下都市ポリスは4つの駅の連合体の首都であり、東京メトロの大手町みたいに分かれています、各線の駅を落とさなければいけません。当然防御力は堅く大変です。

                これを繰り返し、地下都市ポリスをすべて攻略するか、10の駅を支配することで、その派閥がこのモスクワのメトロの地下世界を支配できます。




                2013.06.01 Saturday

                ドージェの船

                0

                  「ドージェの船」は、ヴェニスの最も重要な造船所の建設主任となり、互いに協力しながらガレー船の建設を目指します。
                  http://banesto.shop6.makeshop.jp/shopdetail/009002000355/009/002/

                  ガレー船ときいて、自分はローマ時代の軍艦か、奴隷船のイメージばかりがあります。
                  ですが、このゲームは提督のために、それらの船を構成し、船大工を用いてガレー船を中心とした船の建造にいそしみます。

                  このゲームのポイントとしては、以下のものがあります。
                  1つはダイスを用いたフィールド可変型のワーカープレイスメントで、各色のダイスの結果で無償で置ける範囲が変化するので、その範囲に従った形で計画的にアクションを選ぶことが重要です。
                  次に、水門の対応による可変型のワーカープレイスメントで、増減する水位に対してちゃんと対策を取っているかどうかで、置けるワーカーの数が変化します。
                  さらにドージェタイルにおけるファンクションで、得点効率の相性のいい悪いを及ぼすだけではなく、水門イベントのドージェの査察に対しての判定が発生するという緊張感があります。



                  メーカーは先に紹介した剣闘士と同じジオチックス。
                  ここのメーカーの、長方形の歴史ゲーム系ですと、安定した作りかと思います。
                  昨年のソルティーオーシャンもそうですし、ワンモアバレルも諸処突っ込みどころはありますがゲームとしては合格点です。

                  自分の色を選び、初期資金を持ちます。
                  ガレー船の船尾タイルを準備し、各部分のパーツをよく混ぜます。
                  水門とゴンドラタイルをよく混ぜ、ドージェタイルもよく混ぜます。
                  各プレイヤーは人数に応じたダイスを準備します。

                  ゲームは以下の流れがあります。
                  最初にサイコロを振って、各アクションコラムの無料のゾーンを決定します。
                  次にドージェタイルを公開して、その効果を適用させます。


                  ドージェタイルのサンプル

                  4色の数字と位置に応じて、ガレー船に必要な対応する色と位置を判定させ、ならびに高波アイコンと視察アイコンの処理があることを示唆します。
                  次にアクションフェイズがあります。
                  アクションフェイズでコストの無料ゾーンにないものは、ダイスの位置に応じたコストを支払わなくてはいけません。


                  アクションマスのコストの概念:4を振った場合。

                  以下のアクションがあります。
                  タイルの入手:ゴンドラ、水門、ガレー船のいずれかのタイルを獲得します。いずれの場合も上から3枚の中から1枚を選ぶ形になります。5枚までしか持てません。コストが必要な場合はそれを支払う必要があります。


                  ガレー船タイルの概要:

                  建設アクション:ゴンドラを建設すると、その効果を得られた後に山札に戻します。
                  水門を建設すると、高波アイコンに対しての守りと、特定のアクションにおける追加の効果を得られます。
                  ガレー船を建設すると、勝利点と評価カウンターが得られます。勝利点は対応する色の表示によって得点の補正があります。


                  ガレー船タイル(左)と、ドージェタイル(右)の関係
                  例:左図のガレー船タイルには1勝利点が記されている。また、ガレー船タイルには青マスが2つ、緑マスが1つ、赤マスが1つ描かれている。それに対して、右図のドージェタイルには、黄、緑、赤、青のマスにそれぞれ、−1、2、1、0が記載されており、これらのマスがガレー船タイルにある分だけ勝利点に加減される。よって、青マスが2つあるので+0勝利点、緑マスが1つあるので+2勝利点、赤マスが1つあるので+1勝利点。もともと記載された1勝利点と合計して4勝利点が得られる。


                  ガレー船の再配置:既に配置されたガレー船タイルを壊して、自分の持つガレー船タイルを置き換えます。
                  陰謀アクション:ドージェタイルの更新をしたり、評価カウンターを獲得したりします。
                  ダカット獲得アクション:コストを支払う際の指定されたダカットを獲得します。
                  置けないトークンの処理:1ダカットを獲得します。
                  このように、順番に水門の影響を受けなかったトークンを、アクションの実行マスに順番に置いていくことになります。

                  最後に、プレイ順とアイコンの処理を行います。
                  全てのトークンを配置した後、水門タイルの一番上の数字の順にてプレイ順を設定し、アイコンの処理を行います。
                  視察アイコンであれば、それまで獲得した評価カウンターにおける入札になり、その順位に応じた勝利点を得て評価カウンターは捨て札になります。
                  高波アイコンがあれば、次のラウンドでその規模に応じた水門タイルの状況で使えるマーカーの数が変化します。


                  水門タイルの概要:
                  例:建設済の水門タイルを4枚、建築中の水門タイルを1枚持っている。このときドージェタイルに記載された高波の被害レベルは4である。建設済が4枚、被害レベルが4で、数が等しいため、次のラウンドで1つのトークンを失う事になる。

                  これを繰り返し、誰かが最後のガレー船タイルを建設した時点でゲーム終了になります。
                  最後に最終的なドージェの視察が行われ、評価カウンターの順位にて勝利点を獲得し、最も勝利点の高いプレイヤーがゲームに勝ちます。


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