2013.05.29 Wednesday
剣闘士
「剣闘士」は、ローマの剣闘士の戦いをテーマにした格闘ゲームです。
http://banesto.shop6.makeshop.jp/shopdetail/009002000367/009/002/
1‐4人、90分程度、14歳以上。
まず、ここの紹介は基本的にクドめで皆様にはご迷惑をおかけしていますが、今回もこんな感じです。申し訳ございません。
今回は剣闘士というテーマで、昔々グラディエーターというアバロンヒルのゲームを想い出します。そんな昔話はどうでもいいとして、このゲームは端的に言ってどういったゲームかというと、「剣闘士シミュレーター」と言いましょうか? ずいぶんテクニカルなゲームと言えます。
しかし、しっかりとしたフィギュアが入っていますし、ある程度RPGやディセントなんかに心得がある方でしたら、それらのフィギュアを流用することもやぶさかではありません。
フィギュア
メーカーはジオチックス、イタリアのメーカーです。イタリアのメーカーは純粋に男の子の興味を直線的に製品化することが多いのが特徴かもしれません。
スパルタクス的なニオイがぷんぷんします。
各プレイヤーはキャラクターを1人選び、関連する山札と対応するスクリーンとシート、ミニチュア類を受け取ります。
闘技場ボードをテーブルの中央に置き、各プレイヤーはミニチュアを闘技場の開始位置に置きます。
アクションを行なうには、新たにアクションカードを手札から裏向きにプレイするか、既にテーブルに出ていて回転していないアクションカードを再利用しなければなりません。
またアクションを行うには血点を消費しなくてはいけません。
また戦闘カードを裏向きに戦闘カードをプレイし、移動や戦闘に加えることができます。
キャラクターシートの中身。ついたてを兼ねる。
その後目標を決め、戦闘宣言をすることになります。
戦闘の目標になった場合は、防御側のプレイヤーは攻撃に対応して直ちにリアクションを行なうことができ、表向きのアクションカードを使用するか、手札から裏向きにアクションカードを使用できます。
テーブルの上にあるアクションカードを再利用するには血点を消費します。
またリアクションを行なったプレイヤーは、裏向きに戦闘カードを任意の枚数、自分のアクションカードに追加することができます。
全ての結果が出たら、判定です。
攻撃側のプレイヤーはプレイしたカードを公開し、最終攻撃値を計算して防御側のプレイヤーに宣言し、防御側のプレイヤーも同様にプレイしたカードを公開し、最終防御値を計算して攻撃側のプレイヤーに宣言します。
攻撃側と防御側で最終攻撃値を計算し、手札からフェイントのカードをプレイできればそれをプレイし、それらの結果よりダメージを算出します。それによりHPにダメージを与えます。
このゲームは基本的に相手を倒せば多くの勝利点を得られますが、攻撃が成功したり、より多くのダメージを与えたりすると勝利点が得られます。反対に死んでしまう以外にも、逃げたり、背後から攻撃したりすると不名誉となり勝利点を失います。
それよりも生き残り勝利することが勝利点になります。
これを繰り返していき、剣闘士の戦いをかいくぐり、より多い名誉点を得ることが勝利に近づきます。
全景:
これ以外にも、チーム戦、キャラクターを制作したり、動物と戦ったりと、様々な戦闘をここで行うことが可能です。
2013.05.09 Thursday
RPGダイス
今回は趣を変えて、ダイスの扱いの話をします。
http://banesto.shop6.makeshop.jp/shopbrand/015/X/
中野個人がいろんなところで、自分のボードゲームのキャリアの話をするとき、RPGの存在は切っても切れないものです。
不思議なもので、自分自身はRPGでの挫折があって、今のキャリアを続けてきたようなものです。
幸い、八熊さんの「ホライゾンブレイク」が最近刊行されましたが、これに関して多少なりとも協力する立場で、実際に携わったメンバーもよく頑張ったと思います。
それ以前にもいくつかのRPG制作に対するサポート(それらは結果うまくはいきませんでしたが)をしていたりしたことがあります。
名古屋の一介のボードゲームの店が「何故」テーブルトークRPG?と思われるかもしれませんが、RPGでのキャリア、ならびにそのRPGにおける挫折が無ければ、自分は今頃ボードゲームを遊んでいないと言っても過言ではありません。
ですが、マテリアルに対する興味もあります。
上記のようにRPGはほとんどしなくなりましたが、ダイスに関しては多少こだわりを持って扱っています。
(たまにはRPGはします。数年前にクトゥルフの狂気山脈キャンペーンはクリアしましたので。)
ボストンにあるコプロウゲームス。
自分がマテリアル系のサプライを考えたときに、必要に応じて関係を持ちました。
コプロウの社長(通称:コプロウオヤジ)は、身長185センチ、体重130キロでスキンヘッドと、ちょっと前のヘビー級ボクサー体型で、ジョージ・フォアマンとかジョー・フレージャーとかとヘビー級ベルトを争ってもおかしくない体格です。
そのコプロウオヤジ、扱うアイテムは小さいのでそのミスマッチが対照的です。
特徴的なのは、1の目が動物のアニマルダイス。全て100円。
その中でも、個人的にお気に入りを取り上げます。
上から:
ドラゴンダイス、ネコダイス、
スカラベ、ピンクの象
フラミンゴ、テディベア
ドラゴンダイス:
RPGをやられている方に向いていると思います。
基本的には見やすいダイスが好きなので、こういうのがベーシックでいつの時代も好かれると思います。
ネコダイス:
当店では女性受けが一番いいのはネコダイスです。
老若男女ネコ好き多いです。(ツイッタのアイコンでも多いです。)
右下のテディベアも女性受けはいいです。
スカラベ:
怪しげなマーブルでエジプトミステリーです。新色だったはずです。
なんともいえないマーブル感です。
ピンクの象(メンヘラダイス):
個人的には、精神的に病んだ象徴の「ピンクの象」を商品化するのは、面白い発想と思います。こういうの大好きです。
これ以外に灰色の象もありますが、売れるのは断然こっちです。
水色のフラミンゴ(キャバレーダイス):
水色でピンクのフラミンゴって、どこから見てもいかがわいさがにじみでます。
ちなみに昔、名古屋清水口にフラミンゴという夜の店があって、そのイメージにめちゃくちゃ近いからです。(その店は違法カジノをやっていてそのあおりで無くなってしまった感じです。)
当店では、そうしたダイスやそれに関するものもご提供できますので、ご入用の方はお尋ねくださいませ。
送料無料にやや届かないときなどに、割とご購入されるお客様は多いです。
お読みいただきありがとうございました。
2013.05.08 Wednesday
ソードフィッシュ
「ソードフィッシュ」は、漁業会社の社長になり、カジキを釣って富を得るゲームです。
http://banesto.shop6.makeshop.jp/shopdetail/009002000328/
漁船を借り、船長と乗組員を雇い、世界で最もカジキの豊富な領域へ出航します。漁獲物は安全に港まで持ち帰り、売って利益に変えなくてはなりません。最も多くの富を集めたプレイヤーがゲームの勝者です!
最も熟練し勇敢な海の男たちだけが、最も危険な海に挑戦し、最も大きく価値の高いカジキを持ち帰るでしょう。
大海原のボードです。
久しぶりの紹介の更新です。
「ソードフィッシュ」は、昨年のエッセンで社長のジェノベーゼに紹介を受けて、興味を持ったゲームです。
ジェノスのゲームというのは、好き嫌いはともかくとして、何故か純粋に「男の子」を刺激するテーマが感心するほどすごい提供の仕方です。
世間ではダメゲー(ちなみに私はダメゲーとはこれっぽちも思っていません)と言われている「ルパン三世」はあきらかにルパン好きが作ってしまったようなものですし、「パンプローナ」は牛追い祭りで牛に突かれるかぎりぎりの戦いだし、「ボライド」や「ジロデイタリア」とか「セール・ザ・ウインド」なんてのはどう考えてもレース好きなアイテムです。だから好きです。
そのジェノベーゼの自信のゲーム、これが「ソードフィッシュ」です。
一言で言うと、「松方弘樹、世界を釣る」というガジェットで、実は「水産系中小企業ビジネスゲーム」という内容。
スーパーファミコンにありました。松方弘樹のスーパートローリング。
こんなゲームです。(違います。)
最初に、資産(勝利点)を消費して、船なり船長なり船員なり燃料なりエサなりの設備投資を行って、いざ出航の準備をします。
ただしキャパシティがあるので、注意して準備がいりますし、無計画な状態で出発すると厳しい結果が待ち構えています。
光栄の大航海時代なんかを経験されている方なら、その意味はよくわかるはずです。
私は昔、フィギュアヘッドなしで出航してえらい目に遭いました。
準備が整ったら、実際に出航です。
猫ひろしで何故か有名な「ポーツマス」。
速度を上げることで、効率を上げることができますが、燃料消費がはやくなります。
また魚場のブイなどに停泊できる船の数に制限がありますので、よく考えて行動する必要があります。
危険な海域には天候チェックがあり、漁ができなかったり、ダメージを受けたりして、場合によっては漂流することで船を失う可能性があります。水産会社で船を船員ごと失うのはショックです。
危険な海域のブイの色は赤で、カミナリ雲がわんさとあります。
で、お待たせしました。カジキ漁の時間です。あらかじめエサを増やしておいてもいいですし、準備ができたらカジキ漁です。
気分は松方弘樹、チームダイワって感じです。
漁場によって、釣れるカジキのだいたいの大きさが決まっており、当然天候などが危険な海域には大物が潜んでいます。
ただしサメを当ててしまうと、それ以降カジキを釣ることに支障がでます。
実際に漁が終われば売却のために港に戻ります。ここの船のオペレーションが、このゲームのポイントの1つで、効果的に行うことで水産会社の腕の見せ所となります。
港には売却の需要があり、港が売却スペースが空いている必要があります。
当然大きさに比例して売却利益が左右されますが、それ以上の売却の余裕が無い場合は廃棄になります。
これを繰り返していき、15ラウンドでどれだけ効果的に船を回して漁を行い、利益を上げたかを競うことになります。
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