2012.12.29 Saturday
さえずり
「さえずり」は、鳥をとばして餌を集め、巣に戻るゲームです。
http://banesto.shop6.makeshop.jp/shopdetail/008002000436/008/002/
ゲームはシンプルなエサを消費してゴールに向かい、よりエサを残したプレイヤーが勝ちますが、このコマがラブリーでプリチー。
コマの造形のカワイさといったら、今年ナンバー1でしょう。
ムクドリとブルースロート、これらはチームを組みます。
エサ。1点のナッツから、4点のイモムシ、5点のテントウムシまで。
プリチーです。
ただし、ただし、4人プレイなら効果的なエサの獲得、6人プレイならまず無事に巣に帰りつけるかのサバイバルになります。
地形タイル20枚を良く混ぜます。巣の面が見えるようにして山札にし、タイルを3枚とって表にします。
最初のタイルはスタートタイルにつなげるようにして9マスすべてがつながるようにします。対応するマスに対応するエサを置きます。
各プレイヤーは鳥を選び、チームを組み、初期のエサを持ちます。
各手番ではエサのミニチュアのあるマスまで移動しなければなりません。
水のあるマスや、エサのミニチュアが置かれているマスや、他の鳥がいるマスや、巣のあるマス以外なら自由にその上を飛んで行けます。
移動したマスの数だけエネルギーを使います。使った分のエネルギーを、エサのサプライに戻し、その後で新たにエサを手に入れることになります。
チームメートと6マス離れた場合、コミュニケーションはとれなくなります。
ルールに「ピヨピヨとしか言えない」とか、「ハバタキしかできない」とか、本当に書いてある。
スタート段階。
鳥はすべて自分の前方に少なくとも3タイルは見えていなければなりません。
先に進めば新しい地形が現れます。この時、指示により左右に配置が変わる場合があります。
山に残っているタイルが1枚だけになった場合には、これが帰るべき巣のタイルになります。
鳥のチームはすべて、1つの巣の上でゲームを終了させなければなりません。
帰った結果、チームの持つエサの平均が高いほうが勝ちます。
ゴール段階。
2012.12.20 Thursday
銀杏都市
「銀杏都市」は、都市の建設に携わり、都市空間を拡張させると同時に機能させていくゲームです。
http://banesto.shop6.makeshop.jp/shopdetail/012002000398/012/002/
基本的にカードを駆使して、自分の行動で街を豊かにしていくゲームです。
3x3に建設タイルを並べ、その周りに都市化マーカーを順番に囲むように置きます。
建設カードと都市化カードをよくシャッフルし、裏向けに山札にします。
また残った建設カードは、それとは別に残った建設カードの山を構成します。
自分の色を選び汎用サプライに置き、自分のついたてと手札交換マーカーを2つ持ちます。
キャラクターカードを持ち、各プレイヤーは山札から4枚カードを引きます。
1、カード選択:
このカード選択は基本ドラフトで、必要なものを1枚引き、残りは伏せて置いておきます。
ただし手札交換マーカーを使えば、2回だけ手札交換が可能です。
カードの一例:青はタイルを生み出します。
2、アクションの実行:
カードプレイの方法で、実行するアクションが変わります。
A:計画: 単独でプレイ
プレイした1枚のカードが都市化カードだけだった場合には、リソースもしくは建築タイルを獲得します。
既に都市に建設済みである建造物の建設カードだけの場合には、そのカードの色によって決まる要素を獲得します。
単独プレイなので、リソースもしくは建築タイルを1つ。
B、都市化:都市化カードは建設タイルと合わせてプレイ。
都市化カードをタイルとプレイした場合には、都市の周辺部に建造物を新たに建てることにより、都市を拡張させることができます。
Aの場所に赤4のタイルを配置。
Aを奥に広げ、青の1のタイルに隣接するので、タイルを1枚獲得。
C、階層建設:建設カードと建設タイルと合わせてプレイ
建設カードと建設タイルとを合わせてプレイした場合には、その都市の中のカードで示されている建造物の上にその建設タイルを置き、階層を上げます。
建設カードと建設タイルと合わせてプレイ。
置いてあった桃色プレイヤーZ(?)は、タイル2枚と2点獲得。
その後、タイルと建設マーカーを置きます。数字が下がっているので、1点支払います。
全員のアクション解決が終了したら、今回使わなかったカードを自分の右隣のプレイヤーに渡し、各プレイヤーは山札からカードを1枚引いて手札を4枚にします。
山札がなくなったら、拡張されたり階層が増やされたりした建設カードを山札に含めるようにしてシャッフルし直します。その場所には建設マーカーが置かれています。
全員のアクション解決が終了したら、各プレイヤーは今回使わなかったカードを自分の右隣のプレイヤーに渡し、その後スタートプレイヤーから時計回りの順で、山札からカードを1枚引いて手札を4枚にします。
建設タイルが最初になくなった時点では、各プレイヤーは各自の手持ちタイルを、好きなだけサプライに戻し、その分だけ得点を加算します。
2回目にタイルを使い切るか、プレイヤーがすべてのリソースを都市に置ききったらゲーム終了です。
ゲームプレイ中に獲得した成功点、ボーナスカードの成功点、使用していないマーカー、区画に応じた成功点を加算します。
区画とは、都市に隣接している同じ色のタイルを指します。
この場合、赤の20のタイルは区画に含まない
最も点数の高いプレイヤーが勝ちます。
2012.12.17 Monday
シベリア・カードゲーム
「シベリア・カードゲーム」は、ロシアの資源開発をテーマにしたカードゲームです。
もともとシベリアというのはボードゲームですが、今回はそれのカードゲームです。
ただそれだけではなく、シベリアのボードゲームの拡張にもなるスグレモノです。
(販売員カードを使います。)
ロシアの資源開発というと、プーチンのいいなりにならなかったばかりに、ひどい目にあったロシアの富豪とかいう話を聞くとなぜかワクワクします。そしてその事業は国営化......
やはり彼のあの鋭い眼光をみると、KGBのニオイがそこはかとします。
資源カードをよく切って山札を作り、8枚のカードを裏向きに並べ、櫓カードを準備して順番を設定します。櫓から近い3枚のカードを表にします。
こんな感じです。
労働者カード、販売者カード、投資家カードを種類ごとに分け山札にし、各プレイヤーに労働者カードを1枚ずつ配ります。
アクションカードをよく切って山札にし、各プレイヤーに5枚ずつ配ります。
手番になったら、以下の流れで行われます。
1、資源発見:
手番プレイヤーは裏向きの資源カードを1枚表にします。
ガスです。ガスが凄いことになっている。ロシアと言えばガスプロム。
2、カードアクション:
カードプレイして山札から1枚アクションカードを引くか、カードプレイせずに山札から2枚引くかを行います。ただし手札上限8枚です。
カードプレイは、同じ絵柄の書かれた絵柄を2枚プレイします。
これで石油の資源を取ります。
また行いたいアクションの絵柄が1枚しかない場合は、都合3枚プレイでそれを行うことができます。
これでも石油の資源を取れますが...
投資家は、対応する資源算出の際のカードプレイが1枚減るようになります。
投資家。いやなひきこもりだな、オイ。
労働者は、使用可能な労働者を1枚獲得できます。
販売員は、得点計算に影響を及ぼします。
ガスに対して4000。
資源は、対応する資源を労働者の人数に対応して獲得できます。
石油の資源カード。労働者が2枚あるので、石油2枚を獲得。
これを繰り返していき、最後の資源が表になったら、全員1度だけ資源を獲得し、ゲーム終了です。
資源カードに対応する販売員、ならびに人物カードに対応する労働者にて点数を獲得し、もっとも点数の高いプレイヤーが勝ちます。
石炭3枚の合計8000ですが、販売員で5000なるので、石炭から15000を獲得します。
2012.12.17 Monday
ブラックロック・シティ
「ブラックロック・シティ」は、西部のならず者が街を襲うことをテーマにしたゲームです。
http://banesto.shop6.makeshop.jp/shopdetail/012002000392/
基本的に西部劇のゲームは、撃ち合いと掠奪というのがテーマになりますが、これもそうしたテーマのゲームです。
ゲームとしても割と骨太で、脇役ながらピリッとくるので、西部劇の役者でたとえるならば主役を張れるアラン・ドロンやユル・ブリンナーよりも、手堅いチャールズ・ブロンソン的なゲームです。
今から10年ぐらい前に、たまたま乗り合わせたタクシーで、なぜか運転手とチャールズ・ブロンソン話で盛り上がった覚えがあります。
あと、何かと価格の割にパーツ類が多いのも特徴。
街を円形に並べて、中央に駅馬車を置きます。街のタイルは黒いほうを上にします。
スタートの街に、自分の親分を置き、外周に保安官を置きます。
金塊と捕虜は脇に、銀は駅馬車に置きます。砂時計も準備します。
各プレイヤーはついたて、延期/スキップタイル、無法者タイル、時計トークン2個を持ちます。
初期状況のプレイヤーが持つものです。
この無法者たち、基本的にコトを起こすと消耗するようにできています。だから途中で捕虜(既に仲間が捕まっているという設定です。)を救出して、仲間にします。
無法者は負傷することになり、負傷状態で負傷したら野垂れ死にして除去です。
救出した捕虜はもともと体力がもう無くなっているので、1発で野垂れ死にです。
Xが付いているものは、保安官が進みません。
あと、時計トークンは長考防止のシステムです。これを使うと砂時計(15秒)が起動し、タイムオーバーで無法者を1人負傷させることができる、エグイルールです。
またこれを残しても点数になりませんので、パリっと使っちゃいましょう。
手番になったら、落札した場合に街でコトを行うために、手下の無法者を使って入札していきます。いわゆるこいつら兵隊です、チルドレンです。
無法者を2枚、保安官も2歩移動。
入札した数だけ、保安官は直ちに移動します。既に賭けている最大と同じ数を賭けることはできません。
パスする場合はスキップタイルを使います。
パス
延期というちょっと特殊な入札があり、これは1回様子を見るものの、その後必ず入札に参加するというものです。ただしこれは無法者1人を負傷させなくてはいけません。これを駆使して相手の出方を伺うことができます。
延期タイル、使用すると無法者が負傷します。
入札の結果、最も多くの無法者を出したプレイヤーが、親分をその数だけ進んだ街に対してコトを起こせます。2番目に多く出したプレイヤーは駅馬車から銀を獲得できます。
黄色が3、赤が2。
コトを起こす街に保安官がいなければ、表向きの街からは金塊や捕虜救出にてそれらを獲得し、その街を裏返します。裏返った街からは、他プレイヤーに干渉できるイベントがあります。獲得した金塊や銀は、ついたての裏に隠します。
結果、入札で使用した無法者は、すべからく負傷します。非情です、ハイ。
黄色が3マス進みます。結果金塊2、捕虜救出3です。
赤色は駅馬車から銀を1個得ます。
処理が終われば、その街を裏返します。
なおスタートの街を除き、親分の移動先に保安官がいたらその街ではコトは起こせません。また親分がいる街に保安官が追いついたら、尊い犠牲として部下の無法者が1人負傷します。
西部劇ものって、悪党はだんだんと下っ端から死んでいくじゃないですか? あんな感じです。
ゲーム途中の黄色。裏返った無法者は負傷した奴らです。
捕虜は救出した時点で負傷しています。ついたての中には金塊が2つです。
結果的に、全ての無法者が無くなったプレイヤーは、いったんゲームから抜けます。
全てのプレイヤーがゲームから抜けたら、ついたての中を公開し、最も金塊や銀を持つプレイヤーが勝ちます。
2012.12.14 Friday
秦
「秦」は、春秋戦国時代をテーマにしたボードゲームです。
http://banesto.shop6.makeshop.jp/shopdetail/008002000435/008/002/
最近、NHKスペシャルで、中国文明の謎というのを今月頭にやっていました。
中井貴一がナビゲーターでしたが、NHKの中井貴一というと今だと正直「サラメシ」しか出てこないです。
中井貴一だったらカッパとタヌキだろー?と思われる方、今度一緒に語り合いましょう。
秦の勢力における夏王朝の権威を巧みに使用したという、なかなか深い考察でした。
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2012/1202/index.html
基本的に、タイルを並べていき州を構成し、自分の勢力を維持するために州に塔を建てていくゲームです。
デザイナーはクニツィア、もともとはiPadのゲームとして考えられたようです。
プレイヤーは最初にタイル3枚と、塔を人数に応じた数だけ持ちます。
4人だと15個です。これをいち早く置くことが目的です。
手番には、自分の手札から1枚のタイルを選び、マスに置きます。
タイルは1x2です。既存の州と辺で接する必要があります。
こんな感じに、中原を攻めていきます。
タイルを置くと以下のイベントが発生します。
州の設立:タイルを置くと新しい州を作ります。同じ色のマスが2つ以上繋がれば州になり、新しく見つかった州には塔を1つ置きます。
黄-黄タイルにて、州の設立。
その証しとして、紫の塔がたちます。
州の拡張:既存の州に隣接することで、同じ色のマスがあるタイルを置いて、州を拡張出来ます。
白プレイヤーの黄色の州は拡張されます。
主要州:5マス以上の州は主要州になり、塔が2重になります。
紫プレイヤーの持つ赤の州は主要州で、その証として2重の塔になります。
これは勢力としても2軒分です。
村の接続:まだ征服されていない村に接すれば、その村を征服して塔を1つ置きます。
白プレイヤーは首尾よく村に接続し、村に塔がたちます。
村の征服:複数の州が村に隣接したら、塔の最も多い州がその村を征服します。
その村に置かれている塔は数えません。
緑プレイヤーの州が2、白プレイヤーの州が1。
よって、真中の村は緑が白を逆転します。白の塔は戻されます。
州の吸収:別々のプレイヤーで州の色が同じ場合は、塔の数が多いプレイヤーが塔の少ない州を吸収します。塔の数が同じ場合はこの行動はできません。
黒プレイヤーの赤の州が3、緑プレイヤーの赤の州が2、これらが接続してしまいました。
緑プレイヤーの塔は撤収し、黒プレイヤーの主要州になります。
手番の最後に、プレイヤーは新しいタイルを引きます。
これを繰り返していき、最後の塔を置いて塔を置ききったプレイヤーがゲームに勝ちます。
ルールはシンプルですが、割と激しいタイル配置&勢力争いのゲームで、時間も短く終わるので、いいかと思います。
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